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城端
城端曳山祭
城端曳山祭は、1685年(貞享2年)に城端神明社が社殿を再建し春秋の祭りを始めたのが起源です。1717年(享保2年)に神輿が作られ獅子舞や傘鉾の行列が始まりました。その後、1719年(享保4年)には曳山ができ、1724年(享保9年)から神輿の巡行に加わるようになりました。約280年続いている城端の曳山祭は、江戸時代の祭礼形式を現代に伝える貴重なものとして2002年(平成14年)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
富山県の曳山祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されているのは、この城端曳山祭と高岡市の御車山祭の二つだけです。御車山祭は、有形・無形文化財の両方に登録されていることから全国的に見ても貴重なものとされ富山県の曳山の原型ともなっていることから県内最高クラスの曳山祭となっています。で、城端曳山祭は県内ナンバー2ということになります。城端のすごいところは、曳山だけではなく、傘鉾や庵屋台があることです。なお曳山自体も木彫りで有名な井波の木彫職人の手による彫刻が素晴らしいです。
城端曳山祭は、5月4日:宵祭り(山宿での神像展示など)と5月5日:本祭りの2日間です。なお、2005年までは、5月14日・15日に曳山祭りが行われていましたが、曳山の引き手を確保するのが困難なため2006年からゴールデンウィーク中の5月4日・5日に期日が変更されました。なお、祭り以外の時期に城端を訪れる観光客のために城端曳山会館では、常時3基の曳山と庵屋台および傘鉾が展示されています。
城端曳山祭(5月5日午前10時頃):善徳寺前から出発する曳山行列
城端曳山祭の写真
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城端曳山祭のスケジュール
下記のスケジュールは2009年の城端曳山祭です。なお例年大きく変わることはありません。
5月4日(宵祭り)
- 午後6時から:御旅所(伝統芸能会館じょうはな座)にて神事と六カ町の若連中による庵唄の奉納披露
- 午後6時半から:曳山会館にて、獅子舞・浦安の舞・庵唄合同披露などの催し
- 午後6時から午後10時:6町の各山宿での飾り山(神像)展示、町内の一角で曳山や庵屋台をライトアップ
5月5日(本祭り)
- 午前9時から:御旅所から神輿・神輿・傘鉾行列が出発し(実際の出発は9時過ぎ)、氏子町内を巡行。午後3時頃に神明社へ還御します。
- 午前10時から12時半:9時半頃に別院前(善徳寺)に6台の曳山や庵屋台が集合し、10時に曳山巡行が始まり、善徳寺山門前->野下町->今町->西上町->東上町->西下町->西上町へと庵唄を唄いつつ曳山巡行を行います。正午12時半には西上町の通り(国道304号線、通称 西町通り)に神輿・傘鉾・剣鉾・曳山・庵屋台が一同に並びます。
- 午後2時から2時半ごろ:曳山会館前にて、六カ町の庵唄を披露とカラクリ人形の紹介
- 午後1時頃:一大勢揃い、剣鉾〜八本の傘鉾〜六カ町の庵屋台と曳山が整列
- 午後1時半から5時:宗林町->大工町->西上町->西下町->出丸町へと巡行します。午後5時頃に出丸町で曳山と庵屋台が180度回転(Uターン)します。
- 午後7時から10時過ぎまで:曳山が提灯山となり広小路(出丸町)を出発します。
- 午後2時と午後8時:曳山会館にて庵唄を披露
- 午後10時頃:城端曳山祭の最大の見所とされフィナーレでもある城端庁舎前で提灯行列の引き返し(180度回転)が行われます。
城端曳山祭 駐車場
駐車場はいずれも無料です。
- 西新田(善徳寺西側)80台:善徳寺まで徒歩約3分
- 南砺市役所城端庁舎 200台:善徳寺まで徒歩約5分
- 城端グランド(城端小学校)450台:善徳寺まで徒歩約5分
- JAなんと東部支店 50台:善徳寺まで徒歩約10分
- 城南スタジアム 150台:善徳寺まで徒歩約12分 大型バス可
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