DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd"> 城端:教念寺 - いこまいけ南砺
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教念寺


 教念寺(きょうねんじ)は、浄土真宗本願寺派(西本願寺)で、寺伝によれば親鸞上人の弟子・教念坊の次男・好信が、1244年(寛元2年)に井口村堀越中村で布教を始め、1247年(宝治元年)に福光の太美(ふとみ)の嫁兼(よめがね)に居住した時を寺の始まりとしています。本願寺の分派により坊舎が焼かれ、1650年(慶安3年)に現在地に寺が再建されました。
 教念寺の本堂は、正面5間・奥行7間、切妻造り平入り桟瓦葺きで、正面に1間の向拝(ごはい)が付けられています。向拝とは、身舎(しんしゃ、本堂の主建物)の正面から張り出して庇を設けた部分で、参詣者が礼拝する場所です。教念寺の向拝は、海老虹梁(えびこうりょう)と呼ばれる尺取虫型の梁で身舎と繋がれており、柱と繋げるために両端を欠き取る袖切(そできり)という古い手法が使われています。木鼻や虹梁に施されている彫刻も江戸時代初期の様式を示しており貴重な構造の向拝です。教念寺本堂「向拝」として南砺市指定文化財(建造物、昭和62年10月7日指定)となっています。
 実際に教念寺まで足を運んで、本堂の向拝を見ると「う~ん、古ぼけた・・・」でした、南砺市指定文化財のありがたみはあまり感じられませんでした。念のため(他に見るべき建物も無い)、鐘楼を見ると「おっとっと、これは結構見ごたえあり」でした。鐘楼の天井に4人の天女が描かれています。この辺のお寺で天女が描かれているのは、善徳寺山門と井波の瑞泉寺山門だけであり、鐘楼に彩色画があるのはこの教念寺で始めてみました。ただし、絵自体はかなり新しいようです。
 
教念寺(写真:2010年9月19日撮影)
教念寺
 
教念寺 写真
本堂
本堂
向拝
向拝
木鼻
木鼻
海老虹梁
海老虹梁
鐘楼
鐘楼
 
城端 教念寺 地図(Map of Kyonen-ji Temple, Johana, Nanto city, Toyama, Japan)
住所:〒939-1868 富山県南砺市城端369
 

 
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