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東上町 曳山「鶴舞山」


 東上町(ひがしかみまち)の曳山は「鶴舞山(つるまいやま)」と呼ばれています。曳山の原作は享保年間(1716年〜1736年)に作られ、安永年間(1772年〜1781年)に、漆工 治五右衛門 稀雄・大工 小平次・佐右衛門によって改作されました。その後も手が加えられ、1907年(明治40年)に、城端曳山で一番大きな車輪(輻車=やぐるま)を新調し、鶴舞模様の金具をつけ、塗装も施し、1912年(明治45年)に屋根を2層屋根に改造しました。屋根は、千鳥・唐破風2層屋根です。6基ある城端の曳山の中でも2層屋根は東上町だけです。天井は金箔の平天井となっています。神座の神像は寿老人で、1773年(安永2年)に荒木和助(通称:唐津屋)が製作しました。
 東上町の曳山は、高さが 6.52メートル、総重量が約8トンあり、城端曳山の中では高さ・重量ともに最大の曳山です。他の曳山に対して大きくなっているのは、主に二重屋根が影響しており、ボリュームのある彫刻も重さに多少影響しているかもしれません。
東上町 曳山全体写真
東上町の曳山
(写真:2007年5月5日撮影)
東上町 提灯山
東上町 提灯山
(写真:2009年5月5日撮影)
 
東上町曳山の詳細写真
寿老人
神像
:寿老人
上壇の彫刻
上壇彫刻
:鶴と蛟龍
下壇の彫刻
下壇彫刻
:水波に鶴
鶏阿和勢稚遊
後屏
:鶏阿和勢稚遊
金具
金具

地山の長押金具
地山の長押金具

右三つ巴紋
胴回り
:右三つ巴紋
輻車
車輪
:輻車
千鳥・唐破風2層屋根
屋根
:千鳥唐破風2層屋根
その他: 天井(金箔平天井)、 高欄からくり人形雛台神座軒裏
 

 
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