いこまいけ南砺
五箇山
富山県の五箇山(ごかやま)は南砺市が世界に誇る観光名所です。昔は、冬の豪雪の度に「陸の孤島」となった五箇山ですが現在は高速道路(東海北陸自動車道)も出来て、簡単に行くことが出来ます。
世界遺産の合掌集落と言えば、岐阜県の白川郷が圧倒的に有名ですが五箇山の合掌集落(菅沼・相倉集落)も世界遺産に登録されています。白川郷は観光化が進み少々擦れていますが、五箇山は幸か不幸か知名度が低く観光客が少なく、集落も生活感があり落ち着いた雰囲気があります。
五箇山地方には30近くの民謡が残されており、秋の五箇山麦屋まつり(下梨 地主神社 境内、哀調をおびた旋律に凛々しい舞の麦屋踊り)やこきりこ祭り(上梨 白山宮 境内、狩衣姿でささらを打ち鳴らすささら踊り)で披露されます。
合掌造りの急勾配の屋根は、日本の民家としては極めて特異で、豪雪地帯である五箇山の厳しい気候と風土に根ざした構造となっています。
五箇山・菅沼集落には、9棟の合掌造りが現存し、うち2棟は江戸時代末期に、6棟は明治時代に、1棟は1925年に建てられたものです。今も人々が生活する菅沼集落には、素朴な風土と歴史が残っています。相倉集落は、20棟の合掌造りが残る集落です。住民の数が多く生活感があふれています。素朴で味わいのある山の味覚を味わうことができます。
国道156号線沿いにある、こきりこの里で知られる上梨地区には、国指定重要文化財の白山宮や村上家や羽馬家、流刑小屋、円浄寺・鐘楼堂、お土産物屋・食堂が多くあり五箇山観光の拠点となっています。
西赤尾地区には、五箇山で最大規模の合掌家屋である岩瀬家住宅(国指定重要文化財)があり、隣には行徳寺があります。
観光施設じゃないですが、岐阜県との県境にある「合掌大橋」や城端から五箇山へのルートである国道304号線の「五箇山トンネル」もB級の見どころかもしれません。岩が好きな人には、天柱岩ってのもあります。
昭和45年、国の史跡指定。平成6年、重要伝統的建造物群保存地区に選定。平成7年、白川郷、五箇山(相倉集落および菅沼集落)が「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコ世界文化遺産に登録。
写真をクリックすると四季それぞれの五箇山の写真があります。
- 鉄道:最寄の駅はJR城端線の終点「城端駅」です。最寄駅と言っても五箇山からかなり離れており、城端駅からは路線バス(加越能バス)に乗り換えて五箇山の相倉合掌集落や菅沼合掌集落へ向かいます。
- バス:JR高岡駅から五箇山・白川郷方面行きの路線バスがあります。「加越能バス」と呼ばれるもので、高岡駅と白川郷の間を片道2時間40分ほどで一日四往復しています。
- 自動車:車で富山方面から五箇山に行く場合のルートとしては、「東海北陸自動車道」「国道304号線」「国道156号線」の3種類があります。
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