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国指定重要文化財 羽馬家住宅


 羽馬家住宅(はばけ じゅうたく、国指定重要文化財)は、明和6年(1769年)に田向集落の大半が焼失した時に4キロメートル下流の大島集落(南砺総合高等学校 平高等学校のある場所)にあった古い合掌造りを買い求めて移築したと伝えられています。建築自体は、江戸時代の寛文年間(1661年~1672年)頃と推定されています。小規模な建物ですが、五箇山地方の民家としては最初期に建てられた合掌家屋の造りとなっています。更に後世の改造も少なく当初の姿を最もよく残しています。昭和38年(1963年)解体修理を実施。
 五箇山地方に残る国の重要文化財に指定された合掌造りの中でも一番マイナーなのが羽馬家住宅。言われなければ、気付かないでしょう。そもそも、庄川をはさんで上梨地区の反対側にある田向地区へ来る人も少ない・・・。初期の合掌造りということで、ちょっと小さめですが古びたいい感じが出ています。流刑小屋から約10分歩くだけ、ぜひ行ってみてください。内部は公開されていません。
 
国指定重要文化財 羽馬家住宅(写真:2006年8月8日撮影)
羽馬家住宅
 
羽馬家住宅 地図
 

 
五箇山・田向地区の見所
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