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井波
井波城址
井波城址は、周囲を土塁が囲み、北東側に深い谷がある戦国末期の典型的な平山城です。一向一揆の拠点となった瑞泉寺があり、寺の周囲に土塁や外堀を築いて防御していました。瑞泉寺は、天正9年(1581年)に戦国武将の佐々成政(さっさ なりまさ)に攻められ、町家とともに兵火にかかり、陥落しました。その後、成政家臣の前野小兵衛(まえの こへえ)は井波に入り瑞泉寺跡地を城として整備しました。阿弥陀堂跡が本丸となり、祖師堂跡が二の丸、太鼓堂跡が三の丸になったと記録に残っています。天正13年(1585年)には、前田利家の越中攻めにより落城しました。
城の規模は、東西250m・南北230mで城としての遺構がよく残っています。現在は、本丸跡に井波八幡宮の社殿、東側に庭園のある臼浪水(きゅうろうすい)、二の丸跡に招魂社の社殿があります。
井波城址 地図、井波城の見取図
井波城址 写真
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