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大学寮勧学院田址
大学寮勧学院田址(だいがくりょう かんがくいんでん し)は、平安時代の「延喜式(えんぎしき)巻18~20(式部省大学寮)」に記載されている砺波郡墾田地十八町余りの大学寮勧学院田があった場所とされ、この地区一帯には勧学院・神子畑(みこばた)・堂角窪(どうかくぼ)などの地名が小字として残っています。勧学田の収益は官吏を養成する勧学院で学ぶ学生の食費に充てられていました。この大学寮勧学院田址は、1866年(昭和41年)7月の井波町指定文化財・史跡(現在は南砺市指定文化財)に指定されました。また、かつては富山県指定文化財となっていたときもありました。ただし確証不十分のため指定解除となりました(名残りとして「史跡 富山県 大学寮勧学田址」と彫られた四角柱の石碑が建っています)。
また、神仏習合の時代には、高瀬神社の神宮寺としての真言宗 深法寺(しんぽうじ)があり、そこの勧学院僧を祀った塚が有ったとも伝えられています。
大学寮勧学院田址(写真:2010年5月3日撮影)
大学寮勧学院田址 地図
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