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高瀬遺跡
高瀬遺跡(たかせ いせき、石仏地区)は、古代(平安時代 初期)に荘園を管理したと考えられる数棟の建物跡が残る遺跡です。昭和45年(1970年)に行われた、ほ場整備事業の途中に堀立柱の建物跡が発見され、翌年、文化庁指導のもとに本格的な発掘調良が行なわれました。国指定史跡となっています。
中心の建物(主殿)は、5間×4間(10.5m×10.2m)の規模で、「コ」の字形にニ棟が隣接しています。建物群の南西側には、幅が3mの曲がりくねった水路跡も発見されています。南東約300mにある遺跡(穴田地区・県指定史跡)は、地方豪族の集落跡で、墨書土器や「和同開珎(わどうかいちん)」「神功開宝(じんぐうかいほう)」などの銅銭も発見されました。
遺物には、北陸地方で最初に発見された木簡、「家成」「南万呂」と書かれた墨書土器、須恵器(すえき)、木製品、瓦塔(がとう)などがあります。出土品は、隣接する歴史民俗資料館に展示されています。
国指定の石仏地区は、遺構を保存した史跡公園として整備され、6月には菖蒲が咲ききれいです。同じく6月の中旬から下旬にかけて高瀬遺跡の横を流れる川のところでは蛍の乱舞を見ることが出来ます。公園内には、ゲートボール?のコースがあります。近くには、越中一宮である高瀬神社があります。
高瀬遺跡 地図
高瀬遺跡 写真
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