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いこまいけ南砺 > 福光 / 南砺市指定文化財

福光城址


 平安時代末期の1183年(寿永2年)、砺波山(富山県と石川県の県境にある倶利伽羅峠)の合戦で木曽義仲に加勢し、平維盛が率いる平家の大軍(7万騎)と戦い活躍した石黒太郎光弘が福光の地に築いたのが福光城の始まりです。その後、約300年の間石黒氏は砺波地方を地盤に栄えました。一族の福光五郎や彦ニ郎らも福光城に住み、濠は東西27間・南北16間あり、城の周囲は城下町として繁栄しました。戦国時代の1481年(文明13年)に石黒氏は、井波瑞泉寺一向宗徒との争いに敗れ、その後城域は荒れ放題となりました。
 江戸時代末の慶応年間(1865年から1868年)に前村礼蔵・波多易直らが、学問奨励のため漢学者であった宮永寂園とその弟の半仏上人を福光へ招き教えを仰いだところ、弟子が増え、1892年(明治2年)に荒れていた福光城址の一角に郷学所を建て栖霞塾と称し、この地方の学問の中心地となりました。
 なお「福光城址」といっても、それらしい痕跡を見ることは出来ません。「福光城址と栖霞園」として南砺市指定文化財(史跡)となっています。敷地は、道路から1メートル程度の高さの石垣があり、通常は公開されていません。外から見ると、大きな木が数本と平屋建ての建物があるのみです。
 
福光城址
 
福光城址地図、オレンジ色のバルーンアイコンが福光城址の場所です。
住所:富山県南砺市福光(荒町)
 

 
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