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白川郷 野外博物館「合掌造り民家園」


 白川郷 野外博物館「合掌造り民家園」は、昭和42年(1967年)の加須良集落の集団離村を契機として白川村が民家保存のモデルとして「村立 白川郷合掌村」を設立したことが始まりです。平成6年(1994年)には、「野外博物館 合掌造り民家園」に改名され現在に至っています。園内には、岐阜県指定重要文化財9棟をはじめ多くの合掌家屋が保存展示されています。
公式Webサイト:白川郷 合掌造り民家園
 
合掌造り民家園 晩秋の風景(2006年12月8日撮影)
合掌造り民家園
 
合掌造り民家園 地図
 
合掌造り民家園の見所
山下陽朗家 主屋:岐阜県指定重要文化財
山下陽朗家 主屋  山下陽朗家 主屋は、民家園のある場所から約 3km 離れた白川村島から移築した旧山下陽朗家の主屋です。現存する合掌造りは19世紀の建築が多く、山下家のような18世紀(江戸時代中頃)に建てられたと推定される合掌造り家屋は貴重な存在です。他の合掌造り家屋とは外観が大きく異なり、合掌の妻面(三角形になっている面)を板壁ではなく、細い丸太を立て茅で塞ぐ構造となっています。
 
中野義盛家 主屋:岐阜県指定重要文化財
中野義盛家 主屋  中野義盛家 主屋は、白川村最北西端の山間地・加須良集落にあった合掌家屋です。オエの上をはしるウシノキは豪壮で目を見張るものがあります。内部には、集団離村前の加須良集落の写真パネルや養蚕に使われた用具が展示されています。
 
中野義盛家 板倉:岐阜県指定重要文化財
中野義盛家 板倉  中野義盛家 板倉は、15km離れた白川村加須良から移築した旧中野義盛家の板倉です。板倉は、冠婚葬祭用の衣類、米などの穀物類、味噌や漬物の保存、その他にも貴重な財産を収納するために使われた建物です。火災や盗難を防ぐため、主星からは少し離れた場所に建てられていました。窓には金網や鉄格子を施し、壁は二重になっています。
 
中野長治郎家 主屋:岐阜県指定重要文化財
中野長治郎家 主屋  民家園から 15km 離れた白川村加須良から移築した中野長治郎家の主屋です。明治18年(1885年)に火災で焼失したため、現在の建物はその直後の明治時代の中頃(19世紀末)に建てられたものです。中野長治郎家は、園内にある中野義盛家の分家です。また、6畳の座敷の板壁は紅がら塗りが施されているのが特徴です。現在は、お休み処・農耕具の展示場として利用されています。
 
東しな家 主屋:岐阜県指定重要文化財
東しな家 主屋  東しな家 主屋は、白川村加須良集落にあった家屋です。合掌造りとしては中規模の大きさです。
 
大家藤重家 板倉:岐阜県指定重要文化財
大家藤重家 主屋  大家藤重家 板倉は、4km離れた白川村大久保から移築した大家藤重家の板倉です。天明3年(1783年)2月に大工・馬狩勘右エ門、木挽・大牧善四郎によって建てられたと伝えられています。2階建ての大規模な板倉であり、軒下に稲架け用の柱を立て稲束を干せる構造になっています。昔の板倉は、このように稲架けを兼用したものが多くありました。
 
山茂文四郎家 唐臼小屋:岐阜県指定重要文化財
山茂文四郎家 唐臼小屋  山茂文四郎家 唐臼小屋は、合掌造り民家園から4km離れた白川村馬狩(現在のトヨタ白川郷自然学校のある場所)から移築した旧山茂文四郎家の唐臼小屋です。昔、白川村では、脱穀や粉ひきには唐臼が使われていました。小屋の外にある舟に水を溜め、唐臼を杵でついて、脱穀や粉をひく仕組みになっています。唐臼小屋は、農業用水路付近に点在して建てられていました。
 
マタダテ(股建)小屋
マタダテ小屋  マタダテ小屋は、災害などで家を失った時に、家屋の再建までに仮住まいとして建てられていたものです。
 
鳩谷八幡神社
鳩谷八幡神社  鳩谷八幡神社は、民家園から1.5km離れた白川村鳩谷から移築した建物です。神社の酒蔵庫(御神酒倉)として使用されていたものです。
 

 
世界遺産 白川郷の見所
和田家明善寺合掌造り民家園秋葉神社白山スーパー林道帰雲城跡旧遠山家民俗館御母衣ダム
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