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帰雲城跡


 帰雲城跡(かえりぐもじょうあと)は、現在の岐阜県大野郡白川村保木脇(ほきわき)にあったとされる城です。帰雲城はこの地の有力武将であった内ヶ嶋氏の居城で、室町時代の寛正年間(1461年~1466年)に内ヶ嶋上野介為氏により築城されました。安土桃山時代の天正13年11月29日(1586年1月18日)に発生した天正大地震で、帰雲山で山崩れが発生し山麓にあった城下町もろとも帰雲城が一瞬にして埋没してしまい、城主の内ヶ嶋兵庫守氏理(内ヶ嶋氏の四代目)をはじめとして一族郎党(数百人)が全て死に絶え、内ヶ嶋氏が滅亡しました。帰雲城にあった金銀財宝も埋まってしまったため、埋蔵金伝説が伝えられています。
 城のあった正確な位置は現在も特定されておらず、保木脇の国道156号線沿いの場所に帰雲城趾の石碑が建てられていますが、この場所に帰雲城が有ったか定かではありません。と言うことで、掘割があるとか土塁が残されているとかを期待して行くと残念な結果になります。当時の面影を偲ぶものは全く有りません。
 
帰雲城跡(写真:2006年5月15日撮影)
帰雲城跡
 
帰雲城跡の写真
観音菩薩像
観音菩薩像
帰り雲神社
帰り雲神社
 
帰雲城跡 地図
 
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