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五箇山民謡
こきりこ節
こきりこ節は、同じく五箇山の「麦屋節」と八尾の「おわら節」と並んで富山の三大民謡と言われています。
こきりこ節の歌詞
一、筑子の竹は七寸五分じゃ 長いは袖のカナカイじゃ
一、踊りたか踊れ泣く子をいくせ ササラは窓の許にある
一、向の山を担(かず)ことすれば 荷縄が切れてかづかれん
一、向の山に啼く鵯(ひよどり)は 啼いては下がり啼いては上がり
朝草刈りの目をばさます 朝草刈りの目をさます
一、月見て歌ふ放下(ほうか)のコキリコ 竹の夜声の澄みわたる
一、万(よろず)のササイ放下(ほうげ)すれば月は照るなり霊(たま)祭
一、波の屋島を遁れ来て 薪樵るてふ深(み)山辺に
烏帽子狩衣脱ぎ棄てて 今は越路の柏刀(そまがたな)
一、娘十七八大唐の藁じゃ 打たねど腰がしなやかな
一、想いと恋と笹舟にのせりや 想いは沈む恋は浮く
一、イロハの文字に心が解けて 此身をせこに任せつれ
一、かぞいろ知らで一人の処女(なじょ)が いつしかなして岩田帯
一、向いの山に光るもんにゃ何んぢゃ 星か蛍か黄金の虫か
今来る嫁の松明(たいまつ)ならば さしあげてもやしゃれやさ男
一、漆干柿朱干杯黄金(きん)の鶏一番(つがい)
朝日かがやき夕日さす三つ葉うつ木の樹の下に
一、色は匂へど散りぬるを 我世誰ぞ常ならむ
憂ゐの奥山今日越えて 浅き夢みし酔ひもせず
(はやし)窓のサンサもデデレコデン
はれのサンサもデデレコデン
伝承団体:越中五箇山こきりこ唄保存会
こきりこ踊り(写真:2009年9月25日 こきりこ祭り 舞台競演会にて撮影)
こきりこ踊り 動画(1分29秒、2009年9月26日 こきりこ祭りにて撮影)
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