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庵屋台
東上町 庵屋台
東上町にある庵屋台の原作は7代目 小原治五右衛門が製作したと伝えられます。その後、1825年(文政8年)から1834年(天保5年)の間に大改修され、9代目 小原治五右衛門らの手で塗漆されました。東上町の庵屋台の高さは、3.45メートルあります。庵部分は、江戸の料亭を模したもので新吉原の「大文字屋」「鶴屋」「扇屋」「玉屋」の暖簾(のれん)が入り口にかけてあります。庵部分と水引幕の間の「重(じゅう)」には、12枚の欄間彫刻が入っています。
東上町 庵屋台(写真:2009年5月5日撮影)
提灯姿となった東上町の庵屋台(写真:2011年5月5日撮影)
東上町 庵屋台の詳細写真
庵唄(松声会)
- 2007年、鶴の声
軒のあめ 立ち寄る影は 難波津や
芦ふく宿の しめやかに 語り明かせし可愛とは
うそかまことか その言の葉に
鶴の一声 幾千代までも 末は互ひの ともしらが
- 2008年、松風
風になりたや 今宵の風に 人に知られず さとられず
遠い夜道を 駆け抜けて
愛しい人の 松の枝 鳴らしてみたい さわさわと
- 2009年、書き送る
書き送る 文もしどなき仮名書きの
抱いて寝よとの沖超えて 岩にせかれて散る波の
雪かみぞれか みぞれが雪か
とけて浪路の二つ文字 妻を恋しと 慕うて暮らすえ
- 2010年、我がもの
我がものと思えば 軽き傘の雪
恋の重荷を肩にかけ いもがり行けば 冬の夜の
川風寒く千鳥なく 待つ身につらき置きごたつ
実にやるせが ないわいな
- 2011年、宇治茶
宇治は茶どころ さまざまに 仲に噂さの 大吉山と
人の気に合う 水に合う 色も香もある 濡れたどうし
粋な浮世に 野暮らしい こちゃー こちゃー こちゃー
濃い茶の 仲じゃもの
- 2012年、辰巳
辰巳や よいとこ 素足が あるく
羽織や お江戸の ほこりもの
八幡鐘が なるわいな
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