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赤祖父円筒分水槽


 赤祖父円筒分水槽(あかそふ えんとう ぶんすいそう)は、赤祖父湖(ため池)から赤祖父川の下流(北側)へ約350メートルの場所に造られている円筒分水槽です。円筒分水槽は、農業用水などを一定の割合で正確に分配するために用いられる利水施設です。その構造は、円筒状の設備の中心部の底に用水を湧出させ、溜まった水を円筒外周上部から越流させ、落水する際に一定の割合に分割される仕組みとなっています。まぁ言葉で書くと判り難いので、下の写真を見て下さい。富山県には、この「赤祖父円筒分水槽」と「東山円筒分水槽(魚津市東山)」と「貝田新円筒分水槽(魚津市貝田新)」および「上市川沿岸土地改良区円筒分水場(上市町釈泉寺)」の4つの円筒分水槽が現存しています。
 かつて赤祖父川流域には、左岸に14口、右岸に20口の用水の取り入れ口がありました。用水は、赤祖父水郷12か村の代表によって管理され。取水を時間割にして用水の分配を管理していました。しかし、日照りの年になると用水が不足するため、取水時間割の協議が難航したり、水争いが度々発生しました。昭和20年に赤祖父湖が完成し、用水自体は確保できるようになったのですが、人手による用水の分配では色々な制約があったために、昭和24年(1949年)に一定量の水を按分できる円筒分水槽が造られました(設計者:農林技師 遠藤 清之輔、工事費:167,000円)。この赤祖父円筒分水槽は、水の出口となる水門が「一の用水」「二の用水」「大川筋用水」の3つがあります。全周溢流式、内円筒 3.05メートル、外円筒 5.15メートルです。
 
赤祖父円筒分水槽(写真:2017年04月06日10時07分撮影)
赤祖父円筒分水槽
 
赤祖父円筒分水槽と周辺の見所
1. 赤祖父円筒分水槽
2. 赤祖父湖
3. ゆーゆうランド花椿
4. トナミロイヤルゴルフ倶楽部
5. 四等三角点「丸山」:標高 496.84メートル
6. 扇山登山口
 
赤祖父円筒分水槽 説明板(写真:2017年04月06日撮影)
赤祖父円筒分 説明板
 
やっぱ、お水系の写真は長秒露光でしょう。赤祖父円筒分水槽(写真:2017年04月06日10時08分撮影)、手持ちだったので長秒といっても「1/8秒」です。
お水系の写真は長秒露光でしょう。
 
イメージ「赤祖父円筒分水槽と桜」(写真:2017年04月06日撮影)
赤祖父円筒分水槽と桜
 
赤祖父円筒分水槽 地図
場所:富山県南砺市川上中
 

 
井口地区の観光名所
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