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医王山 登山
国見ヒュッテ〜鳶岩〜白兀山ハイキングコース
健脚向けのコースで約5時間から6時間です。
「私は、足腰に自信があるんです。」っていう方にお薦めなコースです。医王山の主要な山を巡りつつ、途中の分岐点でも寄り道するゴージャス?なハイキングコースをご紹介。
私は富山県南砺市の住人なので、出発点は「国見ヒュッテ」です。国見ヒュッテから歩いて直ぐの場所に「国見公園」があり、散居村で知られる砺波平野を展望することができます。展望台があり無料の望遠鏡も設置されています。国見公園から百万石道路を約200メートルほど歩くと、鳶岩や大池平への登山口となっている堂辻に到着します。
堂辻から平坦なハイキングコースを10分ほど歩くと分岐点があります。真っ直ぐ行くと鳶岩や三蛇ヶ滝や大池平です。左へ曲がると金山峠を経て三千坊展望台へ行くことが出来ます。案内板によると三千坊展望台まで10分なのでちょっと寄り道をして三千坊展望台を見物に行きます。三千坊展望台のある場所は、山の中にしては広い場所でした。実は車で行ける場所で、分岐点から往復30分かけてワザワザ歩いていく必要は無いですね。
三千坊展望台から先ほど来た道を分岐点まで戻ります。分岐点からは、メインのハイキングコースを歩き三蛇ヶ滝を目指します。暫くはやや下りの林間コース、そして梯子坂と呼ばれる標高差100メートル程度の急な下りコースを降りた場所が、沢の分岐です。この沢の分岐は曲者で、雨量の少ない時期は何でもないのですが、雨の後などの水量の多い時は沢の水が増水し、渡るのが少々大変です。沢の分岐を過ぎた場所にあるのが医王山で最大の難所と言われるカニの横ばい(へつり)です。豊吉川によって形成されたV字谷の壁面に鎖が張られた道です。足を滑らせないようにへっぴり腰で進むことになると思います。10分程度歩くと普通の道となり、さらに歩くと鳶岩登り口です。真っ直ぐ行くと三蛇ヶ滝や大池平、左へ曲がると鳶岩です。ここでは、鳶岩へは行かず、真っ直ぐ進みます。歩いて5分ほどの場所が、大池平と三蛇ヶ滝への分岐です。ここでは、まず右へ曲がって医王山最大の滝である三蛇ヶ滝を見物します。
三蛇ヶ滝から約10分で大池平です。立派な休憩所があるのでここで昼食を摂るのが良いでしょう。この周辺は、金沢を代表する文豪の一人である泉鏡花の小説「薬草取」の舞台となった場所であり、伝説や民話に登場する大沼があります。
大池平から急な登り(約700メートル)を20分ほどで尾根道にある大池平分岐です。まず大池平分岐から北へ15分ほどの鳶岩まで行きます。鳶岩までは基本的に尾根道です。鳶岩から鎖場を通って鳶岩登り口まで下ることも出来ますが、今回のハイキングのメインである白兀山へ行くために大池平分岐まで戻ります。大池平分岐から歩いて10分弱で覗乗越です。「覗」か〜、10分で行けるし楽しそうです。で、右へ曲がりました。10分弱で覗に到着、見晴らしの良い場所でした。覗乗越へもどり、林間コースを歩くこと約30分で見晴らしの良い岩場となっている小兀です。
いよいよ白兀山です。医王山で見晴らしの良い場所には必ずと言っていいほど見晴台があり、白兀山の山頂にもあります。標高が比較的高いのでかなりの絶景を堪能できます。
白兀山で休憩した後は、菱広峠(夕霧峠)へ向かいます。歩いて5分くらいで中尾新道への分岐です。中尾新道から沢の分岐まで行くことが出来ますが、道が険しく沢沿いを歩くので初心者には危険です。中尾新道へは入らず、真っ直ぐ約10分進むと医王山で二番目に高い蛇尾山です。蛇尾山からは下りで15分ほどで夕霧峠に近い場所(百万石道路の白兀山登山口)に出ます。
菱広峠(夕霧峠)まで来て、時間に余裕があって体力的に問題が無ければ奥医王山へ行きましょう。疲れきった体にはきついかも知れませんが往復1時間の行程です。奥医王山から下って再び菱広峠(夕霧峠)に到着し、百万石道路のアスファルト道路を歩き、国土原と堂辻を経て、ハイキングの出発地点の国見ヒュッテまで約50分歩きます。
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