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利賀の初午


 利賀の初午は、五穀豊穣と家内安全を祈る全国でも珍しい子供達だけでで行われる神事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。約200年間に始められたとされ、かつては2月最初の午の日に行われていましたが、現在では毎年1月15日前後に行われます。以前は男の子だけで行われていた初午も、少子化の影響により10年ほど前からは女の子も参加しています。
 子供達は、神主・午方(うまかた)・俵転がし・太鼓打ち・馬もち・太鼓たたき・唄うたいの役などの衣装で、ワラで仕立てた午の頭を持ち、利賀の集落の家々を回ります。神主が家の大黒柱の前で祝詞(のりと)を奉上し、続いて2人の子供がかぶった午が「乗りこんだ 乗りこんだ お馬が乗りこんだ・・・」と初午の唄を太鼓に合わせて舞います。最後に俵転がしが「豊年の福俵でござーい」と唄いながら、滑稽なしぐさで俵を重そうに転がし、家々に福の神を運びます。
 一般の家の中で行われる神事であるため、基本的にマスコミ取材などにしか初午行事は公開されていませんが、利賀そば祭りの雪のステージで利賀初午保存会の子供達による特別披露が行われています。
 
利賀の初午(写真:2012年2月11日撮影)
利賀の初午
 
神主の祝詞奏上
神主の祝詞奏上
 

午
 
俵転がし
俵転がし
 

 
利賀そば祭り
2008年の雪像2012年の雪像雪のステージ丑曳き利賀の初午百瀬川
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